株式会社Faro

実績紹介

vol.001

井上翔⼀朗 様

Faroは“想い”を、実現させてくれる。

プロフィール

井上翔⼀朗 様

1983年福岡県福岡市⽣まれ。⿅児島ラ・サール⾼校、早稲⽥⼤学をへて福岡市の⼤⼿学習塾⼊社。10年のサラリーマン⽣活ののち、⻑男誕⽣を機に⻑崎県平戸市へ移住、当地で起業。2017年株式会社フィランド設⽴。代表取締役就任。2018年平戸いの翔塾。開校。同年株式会社QOLL平戸。代表取締役就任。

起業する。移住する。
Faroとの出会いが
起業への背中を押してくれた。

井上さんは、⿅児島ラ・サール⾼校出⾝。同⾼校の⼀学年上で学んでいたFaro森藤とはすでに、互いの存在は認識していました。卒業後、早稲⽥⼤学へ進んだ井上さんと、慶應義塾⼤学に在籍していた森藤。

井上早稲⽥と慶應なので、どっちかといえば仲悪いですよね(笑)

その後、井上さんは福岡の学習塾に就職。森藤も福岡に帰郷し公認会計⼠試験に合格。⼆⼈は、⾼校同窓会の後夜祭で再会を果たします。当時、井上さんは27歳。学習塾で、⼈事や経営企画を担当。この先も、サラリーマンを続けるつもりで働く毎⽇でした。再会して以降は、度々、酒宴を共にしながら、仕事の相談を森藤に持ちかけていた井上さん。徐々に、⾃らの働き⽅・⽣き⽅を⾒直す⼟壌が固まり始めていきます。

平戸が教えてくれた、これからの⽣き⽅

井上さんは、学習塾の夏の塾⽣合宿で“⾃然体験合宿”を企画。平戸市を訪れます。

井上漁師体験が強烈で、⾃分の⽣き⽅を⾒直すきっかけになりました。この⿂を売って⽣活しているみたいなことが、⼀次産業ってすごくわかりやすいんですよ。パソコンと向き合ってカタカタやって、お給料が発⽣するというのは、どうなんだろう…、ってすごく考えさせられました。もちろん、それを否定しているわけではなくて、⾦もそうだし、何をやりがいに何を⽣きがいにするべきなのか?会社での働き⽅も、勤め⼈なのか、⾃分でやるのか?「30歳」がきっかけで考え始めました。そして、⻑男が産まれるというタイミングで、⼦育てをするなら⼤⾃然の平戸しかない!と思いました。

独り⽴ちへ向けて
固まっていった気持ち。

再会後、毎週のように集まっていたメンバーたちは、森藤を含めて次々に独⽴。同じ頃福岡での付き合いが始まっていたFaro 磯⾕は当時の井上さんをこう振り返ります。

磯谷その頃イノショウさんは『いいなぁ、でも俺サラリーマンだしなぁ』と⾔ってて、僕は『起業したらいいじゃないですか!』って⾔ってた気がします。底辺には(起業への想いが)流れてたと思います。それを(僕たちFaroが)煽ったみたいな(笑)

井上やっぱり、会社組織っていうのは、意思決定者の経営陣がいて、勤め⼈の⾃分がいる、と。当然、⾃分の思い通りにならないこともあって⻭がゆい思いもしました。ならば独⽴して、とは思うものの、当時の⾃分は新卒でその会社でしか働いたことがないということで不安がたくさんありました。しかしFaroの2⼈がいたからこそ独⽴に向けて具体的に動き出すことができました。⾃分⼀⼈では独⽴は絶対に無理だったと思います。本当に細かいフェーズ、退職して起業するまでに何をしたらいいの?というところを逐⼀アドバイスをもらいました。共有フォルダを作って疑問やビジネスプランをどんどんあげて、事務所に⻑時間居座ってブレストに付き合ってもらったことも多々…

磯谷⻑い時には5時間(笑)

森藤すごく近い距離感で3⼈で会話する感じです。

井上基本的に全部Yesなんですよ、NGは出されない。会計⼠の⼀般的なイメージって『コレやりたい!新規事業でこういうことやりたい!」って⾔うと、『それはダメです、本業に⼒を注いでください』って⾔いそうじゃないですか。『経営を安定させるためには、こっちに⼒⼊れましょう、資源投資しましょう』というアドバイスが普通だと思います。でも、Faroの2⼈は違う。突拍⼦もないお⾦にならないプランはダメなんでしょうけど、この事業にはこういう可能性があって、こういう拡がりがあって、という話をすると、「いいね!」と⾔って具体的な実現⽅法までいっしょに考えて、落とし込んでいってくれる。だからこそ、しょうもないかもしれないことでも遠慮なく聞ける。⼀番相談しやすい相⼿ですね。

Faro との対話で⾒えてきたビジネスプラン。

その過程で、井上さんの前職での経験を⽣かした学習塾も具体化して⾏きます。

井上塾はセカンドプランだったんですよ。最初は、⾃分が漁師体験で得たような、平戸の魅⼒を外にアピールして⼈を呼び込むみたいなのを話してたんです。でも、移住し始めの⽣活の部分はどうなるか?という話の中で、平戸の塾事情を知って「平戸いの翔塾」をベースにするというビジネスプランが出てきました。今、平戸に⼤⼿の学習塾はなくて、⽚道1時間かけて佐世保の学習塾や進学校に通ったり、⺟⼦で都市部に転居したりしてる例があるんですね。それによって平戸から離れてしまう。平戸に、都市部に負けないような教育環境を作るために、⾃分の経験が活かせるな、と。移住のネックになるような教育⾯の⼼配を失くす。地域の魅⼒・住環境としての魅⼒を発信できるように教育の⾯から⽀えていく形ですね。それが、移住⼈⼝・平戸の⼈⼝を増やすことにつながっていくはずです。

“平戸創⽣”へ。
想いを⾏動に移す。

「平戸いの翔塾」の経営をベースにしながら、“平戸の魅⼒発信”への次の⼀⼿も打ち始めています。

井上キャンプ場の運営を今回は夏の間だけ、市から受託します。キャンプ場からは、今回世界遺産に認定されたキリシタンの聖地である“中江ノ島”が望めて、最⾼ですよ。海にせり出す岩の荘厳さとかたまらないんですけど、地元の⼈にとっては「当たり前」すぎて発信⼒のある魅⼒と感じないみたいなんです。だからこそ「ヨソモノ」として魅⼒を⾒つけて発信していきたいですね。市の観光課と連携するような動きも取っています。⺠泊の施設も、この「平戸いの翔塾」の建物に秋にオープンさせます。

森藤たった半年で、移住誘致や企業誘致を具体化させていて、彼の起業のパーティーには平戸の市⻑さんも来てるんですよ。地元の期待を背負ってるんですよ。

磯谷圧倒的なパワーありますからね。惹きつけるというか。

森藤巻き込むというか。

井上よく思ってない⼈もいるかもしれないですけど、その声はまだ⽿に届いてないです(笑)

Faroが考える
クライアントとの接し⽅。

磯谷やりたい事は⾔ってもらって、それを具体化していく。のが基本なんで、抽象的な夢みたいな事でも、それを、より細分化して、具体化して、形にしていく。っていうのが仕事だと思ってるので。

森藤多くのクライアントは、ある程度整理をつけた上で、こちらに伝えてくる。やっぱり⼠業のイメージとして、思いつきで連絡したらいけないんじゃないか?というハードルがあって、ある程度筋道を⽴てて、整理されたような⽂章を送って来られるんですね。でも、その前段階で相談してくれた⽅がむしろありがたいんです。

磯谷そうです。⾔い⽅は悪いかも知れないけれど、クライアントが安パイ打ってきてしまうとそれは、つまらない。

森藤もしかしたら、その⼿前でもっといいアイデアを捨ててるかも知れないんです。

磯谷イノショウさんの場合を特別にするのではなくて、僕らは誰とでもこんな感じでお付き合いしたい。と、思っています。

井上激務だったサラリーマンを辞めて、⽥舎に移住したし、のんびり暮らそうかなと思ってましたけど、2⼈からは「1年⽬にいろんなことしなきゃダメ!」と煽られてます(笑)いろいろなチャレンジの中で、どれが今後の柱になるか分からないから、と。普通の税理⼠会計⼠だったら『この事業が安定して成⻑が⾒込めるから、ここに⼒を⼊れましょう』って⾔うんじゃないでしょうか?それはFaroは全く違いますね。起業って、想いだけでやると失敗するというか、お⾦が発⽣するところまで持っていけないと思います。想いの構想や着想を実現するためには、Faroの2⼈みたいな⼈たちを利⽤しないと無理ですね。⾏動に落とす、実務に落とし込むという部分は、⾃分でする必要はなくて、こういう有識者を利⽤する。ビジネスアイデア道場じゃないですけど、Faroに⽬⼀杯投げたらいいと思います。投げた分だけちゃんと返してくれます。